実写版『はたらく細胞』首位を堅持

はたらく細胞
画像提供:フラッグピクチャーズ清水茜氏の人気漫画『はたらく細胞』の実写映画版が、公開第2週目となる週末も日本の興行収入ランキングで首位をキープしました。金曜日から日曜日までの3日間で38.6万枚の動員を記録し、興行収入は5億3,246万4,400円(約338万米ドル)に達しました。累計動員数は128万人を突破し、累計興行収入は17億5,813万2,780円(約1,117万米ドル)となりました。
本作は12月13日に日本で公開され、初登場で興行収入ランキング首位を獲得しました。公開から最初の3日間で、累計動員数61.2万人、累計興行収入8億4,476万8,310円(約549万米ドル)を記録しています。
日本では4D(4DX、MX4D)およびIMAX形式で上映されています。
『のだめカンタービレ』『テルマエ・ロマエ』『翔んで埼玉』などの実写作品を手がけた武内英樹氏がメガホンを取り、脚本は『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』『ライアー×ライアー』『海月姫』などの実写作品を手がけた徳永友一氏が担当。ワーナー・ブラザース映画が配給を担当し、Official髭男dismが主題歌「50%」を歌っています。
劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師
画像引用:劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』公式サイト『忍たま乱太郎』アニメシリーズとして13年ぶりとなる劇場版アニメーション『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』が金曜日に公開され、初週末で興行収入ランキング第4位にランクインしました。
本作は前売り券を含む19.8万枚のチケットを販売し、累計興行収入は2億9,500万円(約187万米ドル)に達しています。
本作は、坂口和久氏による2013年の同名小説を原作としており、乱太郎の担任教師である土井半助が損奈門との戦いに敗れ、雑渡昆奈門が忍術学園の教師になるという物語が展開されます。
稗田八方斎役は、アニメシリーズで同キャラクターの声を担当していた故・飯塚昭三氏に代わり、間宮康弘氏が務めます。また、なにわ男子の大西流星氏と藤原丈一郎氏がゲスト声優として出演しています。
『ドラえもん』映画シリーズを手がけた藤森雅也氏が前作に引き続き監督を務め、テレビシリーズも手掛けた同じアニメーションスタジオ、亜細亜堂が制作を担当しました。原作小説の作者である坂口氏が脚本を手がけました。
映画『聖☆おにいさん』 〜聖人 vs 悪魔軍団〜
画像引用:映画ナタリー中村光氏の漫画『聖☆おにいさん』初の実写映画として、『映画 聖☆おにいさん 〜聖人 vs 悪魔軍団〜』が興行収入ランキング初登場第6位を記録しました。
本作は、ブッダとイエスが東京で格安の風呂なしアパートをシェアして暮らす姿を描いたコメディ漫画です。
漫画のこれまでの実写シリーズ化作品から、続投キャスト・スタッフとして、イエス役に松山ケンイチ氏(『プロメア』ガロ・ティモス役)、ブッダ役に染谷将太氏(『竜とそばかすの姫』カミシン役、『すずめの戸締まり』岡部稔役)が名を連ねています。福田雄一氏(実写版『銀魂』シリーズ、『斉木楠雄のΨ難』)が引き続き監督と脚本を務め、本作は、中村氏が映画のために書き下ろした拡張されたストーリー(「スクリーンへの長い道」)に基づいています。
画像引用:実写版『【推しの子】』公式X(旧Twitter)アカウント赤坂アカと横槍メンゴによる漫画『【推しの子】』の実写ドラマシリーズの最終章となる劇場版が、興行収入ランキング第7位で初登場しました。
実写版『【推しの子】』ドラマシリーズは、全8話構成で11月28日にAmazon Prime Videoで世界同時配信が開始され、その後の劇場版が金曜日に公開されました。
監督は、スミス氏(『ちづるさんの魔女』、『青野くんに触りたいから死にたい』、いきものがかり、ケツメイシ、Snow ManのMVなど)が務めました。監督で元女優の松本花奈氏(『君となら恋をしてみても』)はスミス氏と共同でTVシリーズの監督を務めました。脚本は北川亜矢子氏(『東京ラブストーリー』、『ゆるキャン△』)、音楽はバンドfox capture plan(『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』、『ルパン三世VSキャッツ・アイ』)が担当しました。プロデューサーは東映の井本隆介氏です。
ふしぎ駄菓子屋 銭天堂
画像引用:映画『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』公式X(旧Twitter)本作は12月13日に公開され、最初の3日間で12.1万枚の動員を記録し、興行収入は1億5,691万8,800円(約102万米ドル)でした。公開第2週目となる週末には、7,506万7,000円の興行収入を上げ、累計興行収入は2億9,415万8,400円(約187万米ドル)となりました。
興行収入ランキングでは4位から8位に順位を落としましたが、本作が持つ根強い人気は明らかです。参考までに、『劇場版 進撃の巨人 後編~自由の翼~』は公開7週目で1,645万9,400円(約10.4万米ドル)を記録し、累計興行収入は11億7,892万7,160円(約749万米ドル)となっています。
謎めいた店主・紅子役を天海祐希氏(『崖の上のポニョ』、『カイジ 人生逆転ゲーム』、『メアリと魔女の花』)が演じています。
中田秀夫氏(『リング』、『仄暗い水の底から』)が監督を、脚本は吉田玲子氏(『けいおん!』、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』、『リズと青い鳥』、『平家物語』)が手がけました。音楽は横山克氏が担当しています。
本作は、幸運な心を持つ者だけがたどり着けるという謎の駄菓子屋「銭天堂」の物語です。女優の天海祐希氏が演じるカリスマ店主・紅子が物語の中心となります。彼女は、あらゆる客のニーズに応じた完璧な駄菓子を取り揃えています。しかし、これらの特別な駄菓子には独自のルールがあり、悪用すれば予期せぬ結果を招く可能性があります。
この店は、不思議な駄菓子だけでなく、紅子が客のニーズを的確に把握し、どんな問題にもぴったりの駄菓子を用意してくれることで知られています。幸運は駄菓子そのものにあるのではなく、魔法を受け入れ、その贈り物を責任を持って扱う人々の中にあることに気づかされます。
本作は、廣嶋玲子氏が執筆し、jyajya氏がイラストを手がけた人気小説シリーズを原作としています。2013年5月の初回刊行以来、140万部以上が発行されています。脚本は、『けいおん!』や『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』などの作品で知られる吉田玲子氏が担当。心に残る映画音楽は横山克氏が作曲しています。
原作の成功は、他のメディア展開にも表れています。2023年8月には東京で舞台化され観客を魅了し、2020年9月からはアニメシリーズも放送中で、ファンを惹きつけ続けています。これは、物語が持つ多様性と、さまざまなメディア形式への適応性を示しています。
出典:興行通信社(リンク2)(リンク3)、comScore via KOFIC